投稿日:2009年11月12日

カテゴリ: コラム
担当:web店長

これはただのゲームじゃない!

こんにちは!カード・ブランチweb店、店長のルコです。

インフルエンザは、人が集まってナンボのカードショップには、これでもかってくらいのメガトンパンチだけど私の住まうweb店には関係ないぜ!
・・・じゃなくて風邪・インフルエンザ予防は忘れずに。

先日、ブロッコリーさんのカードゲームイベントにお邪魔してきました。
やっぱりカードゲームのイベントはいいですね!皆さんすごく楽しそうです。

身も蓋もない話をしてしまえば、私は「カードゲーム」が好きではないんです。

「カードゲームという遊びで楽しむ人たちが好き」なんです。それは広義でも狭義でも「カードゲームというコンテンツそのものが好き」と結局1周してしまうんですけど。

どんなカードゲームにもハマらないからこそ私は永遠の初心者でいられるわけです。それこそ私は重要なことだと思っています。常に新しくカードゲームに触れる人たちと同じ視点を持ち続けることで、やり込むことによって見えなくなってしまうこと、を見失わないようにするんです。やり込むことによって見えること、はユーザーの皆さんが教えてくれます。
私は皆さんと協力し、この2つの視点を持って様々なメーカーに意見を上げてきました。カードゲームはメーカーが頑張るとユーザーは拡大しますが、大人しくなり、環境が不遇だとコアユーザーが立ち上がる、微妙なちぐはぐが生まれてしまったりします。
でも好きなカードゲームのために何かしたいというユーザーがいる、カードゲームコンテンツのために何かしたいという専門店がいる、そして頑張ってよりよいゲームを提供しようというメーカーがいる。
カードゲームという商品は、この3者が全て「提供する側」であり「享受する側」というコンシューマーゲームなどとは違った独特の性質を持ちます。メーカーが天狗になってもいけない、専門店が建設的でない文句ばかりを言ってもいけない、ユーザーは沈黙してはいけない、と私は思っています。どんな趣味よりも拡張性のある趣味なんです。
カードは増える、仲間は増える、コミュニケーションの輪は広がる、こんな拡張子が無数に存在する商品、それがトレーディングカードゲーム!

というわけで本日は私が求めるものを発信してみます。
【メーカー】
強力なイニシアチブを発揮し、顧客(ユーザー・店舗)をわくわくさせること。また顧客を不安にさせないよう定期的に情報発信をすること。沈黙は絶対にしてはいけない。末長く愛される商材を作るにはメーカー自身がユーザーに信頼されなければならない。そのためにはメーカーのイニシアチブを発現することが必要不可欠。

【専門店】
上辺だけで商材を判断するのは専門店のするべきことではない。専門店は「種を育てる」ことで顧客化を狙い営業を維持するべきである。専門店は商材を享受する側ではなく商材を提供する側であることを忘れてはいけいない。それが「カードゲームのインフラに協力する専門店」の姿である。ただシングルカードを売りたいだけなら「リサイクルショップ」と言える。

【ユーザー】
とことん楽しんでほしい。気に入ったならどんどんイベントを主催し、コミュニティの拡大を狙ってほしい。それが全ての原動力になる。それが表ユーザーである。身内で自宅でひっそりと楽しんでいる裏ユーザーは、自身の存在の貴重さに気づいて、たまにでいいので「見える場所」に顔を出してほしい。それこそ「たまに」でいいので。