投稿日:2010年1月25日

カテゴリ: コラム
担当:web店長

カードゲームの良し悪しって

こんにちは!
カード・ブランチweb店、店長のルコです。

トレーディングカードゲームもたくさん発売されていますが、
よく自分のプレイしているカードゲームを棚に上げて、「○○のカードゲームなんかくだらない」など批判するような意見を目にしたりします。
まぁ実際「糞ゲー」っていうのは一種の「良ゲー」の中の1ジャンルだったりするので、場合によっては賛辞だったりするんですが、トレーディングカードゲームの良し悪しは、ゲームシステムでもメーカーサポートでもないんです。

カードゲームを批判する人たちには、知ってもらいたいです。
本当にダメなカードゲームとは何か。

結論から先に言ってしまえば、「誰にも遊んでもらえないゲーム」はダメなゲームです。

つまり総プレイ人口比率の高い遊戯王などの良く目にするカードゲームは、素晴らしいカードゲームと言って問題ありません。もちろん諸所に問題を提起する方もいますが、たぶん主観の問題だと思います。それは良し悪しではなく好き嫌い。だから「○○のゲームは嫌い」と言うのは別に構わないです。
「売れている」けど「遊ばれていない」カードゲームは、ダメなカードゲームです。
メーカー的には「売れている」が正義ですから良い商品なんでしょうけども。
残念ながらトレーディングカードゲームとしてはダメなゲームです。

トレーディングカードゲームは、コミュニケーションツールであり対人ゲームです。
遊び相手がいないゲームは、つまらないし良いゲームとは言えないでしょう?

この私の考え方でいくと不思議なことが起こります。
ゲームシステムがイマイチでも、メーカーがダメでも、多くの遊ぶコミュニティが成長すると良いゲームと判断できるのです。

つまりカードゲームの良し悪しを決めるのは、プレイするあなた方次第。
他のカードゲームを貶す人は、他のカードゲームで楽しく遊ぶ友人を持っていないだけの話です。どんなゲームでも楽しく遊べる仲間がいる人は、カードゲームを悪く言うことはありません。(ネタとして糞ゲーだの運ゲーだの言うのは別に関係ないです。それはあくまで会話のネタなのです。カードゲームを貶しているわけではないのだから)

カードゲームの専門店は「良いゲーム」を生み出すことができます。
それはさきほど説明したとおり。
遊ぶ人たちを生み出すことができれば良いゲームになるのです。
トレーディングカードゲームを専門的に扱うのであれば知っていてほしいことです。
専門店は商品の付加価値を上げる店です。商品にマイナス要素をくっつけては商売的にも問題ありますよね(笑)
もちろん努力した結果「遊ばれない」ものもたくさんありますが、カードゲームの最高の環境は人が作り上げるもの、これが基本です。だから自分たちがオススメしたいもの、を常に持つ必要があります。そして頑張って良いゲームに仕立て上げる。お店が盛り上げてくれるだけで、長く遊べるものになるんです。
商品力が弱くても、メーカーの頭が悪くても(笑)

カードゲームの最大のマイナスファクターもやはり「人」です。
「○○は面白いし好きなんだけど、やってる人たちのマナーが悪いから嫌だ」
という話はどこでも聞けます。

非常に残念な話です。
私のいる東海エリアでは「デュエルマスターズ」がまさにそう言われています。
デュエルマスターズが好きな私にとっても非常に残念なマイナスファクターです。
できればどこからか解決できる糸口を見つけたいものです。
エリアが変わればそれは「遊戯王」だったり「ヴァイスシュヴァルツ」だったりします。
人気があるからこそ、というのもあるのですが、
ある特定のエリアがそういったマナーの悪い集団に占拠されてしまっている状態(たぶん悪い集団も自身を悪い集団だとは思っていないでしょうけれども)で、そのエリアの一般の人たちはそれが良いゲームだとは思ってはくれません。
これの怖さは「遊ばれない」ゲームもやはりユーザーが生み出すということなんです。

トレーディングカードゲームのトレーディングカードゲームとしての価値はプレイしているユーザーが決定します。まだメーカーは、そういったところまで手をいれようとはしません。そこまで手が回らないのか、それほど重要視していないのか。重要視していないとすれば、カードゲームは販売してほしくないですね。これは私の個人的な意見です。

進んで人の集まる場所で遊ぶ方々、そこが一番カードゲームを楽しめる場所です。
その場所のカードゲームの繁栄はあなた方と共にあります。
カードゲームが良いコンテンツとしての真っ直ぐな進化をするために、
自分のプレイするゲームには自信を持ち、他ゲームと無理な比較や中傷などせず、
コミュニケーションの輪を広げることを目的にしていくことをオススメします。もし最強の座を目指すのであれば、
なおのこと人格者であってほしいですね。

メーカーもお店も人を見なければいけません。
人の財布ばっかりみていてはダメだと思うんですよ。
違いますか?

投稿日:2010年1月5日

担当:web店長

レンストデッキ「気力張遼」

こんにちは!カード・ブランチweb店、店長のルコです。
たまには自作のレンストのデッキレシピを載せたいと思います。
カードゲームの情報は、どんなことでもどんどん発信していくべき!どなたかのお役に、または読み物として参考になれば幸いです。
強さ・・・は中の上といったところではないでしょうか。

気力張遼

デッキ枚数:40
コマンダー:ドギー・クルーガー

MADA:12
3:鉄面臂張遼(XG2-NR) →低コスト高BPのストライカー
3:魔導騎士ウルザード(XG3-SR) →スペックが異常
3:魔導馬バリキオン(XG3-N) →魔法がいればタダラッシュ
3:ウルケンタウロス(XG3-NR) →合体SP1
MA:22
3:マジブルー →NC2でドロー
3:仮面ライダー裁鬼(RK-N) →低パワー高BP対策
2:ニンジャブラック(RS-R) →ストライカー除去
2:マジマザー(RS-R) →身代わり
2:仮面ライダー朱鬼(RK-NR) →序盤のカウンター補助
1:気伝獣ウォンタイガー(RS-NR) →相手山札操作
1:ゴートクラッシャー(RS-NR) →エンドカード
1:トータスハンマー(RS-N) →ウルケンタウロスSP+1
2:隠流忍術(RS-R) →戦闘回避・除去
2:疾風流超忍法(RS-R) →ラッシュ時バウンス
3:気力(RS-R) →相手ターン中Sユニット強化
DA:6
3:怒りの鬼神ガイ(RS-N) →NC1除去&牛鬼コスト
3:牛鬼(XG3-N) →場持ちの良いSP1

序盤の戦略(2パワーで粘る)
「マジブルー」「仮面ライダー朱鬼」「マジマザー」「魔導馬バリキオン」
「隠流忍術」「疾風流超忍法」「気力」
を駆使してパワー2で抑え、ドローを繰り返し、コマンドを増やしながら
序盤戦を凌ぐ。やっかいなユニットがいれば3パワーの「鉄面臂張遼」を早めにラッシュし、除去する。

中盤の戦略(4パワーで勝負を決める)
4パワー帯の「魔導騎士ウルザード」「ウルケンタウロス」「牛鬼」は全てSP1の確定ストライカー(※ウルザードは効果適用時)。相手のストライカーは「ニンジャブラック」や「鉄面臂張遼」で除去しつつ、2ターンで7点叩き込んでゲームフィニッシュ。デッキのほとんどが4パワー以下で構成されているので、ため込んだ手札を中盤に爆発させて勝負を決めることができる。ディケイドCFに対してもこのストライクスピードで押し切るのが理想。返しのターンは「気力」でストライカーのBPは6000~8000程度になっているので殴り返しには強い。序盤と中盤で使う手札がきちんと分かれているため、盤面の除去に対しても強い。「仮面ライダー裁鬼」を抜いて「グリフォーザー」のようなウィングユニットを入れることでデカピンクロックも抜けられる。

一見「気力」と「鉄面臂張遼」の相性が悪いように思えるが、マルチカテゴリをコマンドに置ける中盤には全く問題にならず、むしろ毎ターン除去してくる「鉄面臂張遼」がバトルで倒せないなどという酷いことになったりする。「気力」のデメリットとして、「サイクロン号」や「クウガゴウラム」に除去されやすくなってしまうものの、じっくり蓄えた手札があれば逆転勝利もできるはず。

投稿日:2010年1月2日

カテゴリ: コラム
担当:web店長

カード・ブランチ2010

新年、明けましておめでとうございます。
本年も昨年と変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。


カード・ブランチ全店スタッフ一同


カード・ブランチweb店、店長のルコです。

昨年は皆様のおかげで金山店を軌道に乗せることができました。本当にありがとうございました。まだまだクリアしなければならない課題が多い店ではありますが、スタッフ一同あくなきボウケンスピリッツ(?)で頑張らせて頂きますので今年もぜひ遊びに来て下さい!

年末は久しぶりにお会いできる方々と、短い時間でしたがお話できてよかったです。
カード・ブランチのことが好きだと言って下さるお客様が多くいることを本当にうれしく思います。店舗がカードゲームを十分にサポートすることと、店舗が良好な経営状態を保つこと、は両立が難しく、サポートに関して、所謂「費用対効果」として客観的に捉えると、短期的には悪く(サービスに見合った収益が見込めない)、超長期的に考えると良い(未来に渡る顧客の確保、ブランド力の増強)、という結論に至ります。それは必ずしもお金を使い続けなければ遊べない遊びではないからです。また、中途半端にカードゲームを取り扱うにわかショップも非常に増え、専門店としてのフォローが割に合わないと感じている同業者様もいるかと思います。商売とはそういうもので、みんながみんなカードゲームというコンテンツの現在や将来を考えて営業しているわけではありません。しかし、あまりにも現状は無常なもので、カードゲームコンテンツに関して真剣に考えているところほど、淘汰されそうなほどに多くの苦労をしています。(大手チェーン店・フランチャイズですら例外ではありません)

「ビジネスで成功する≠カードゲームコンテンツのために何かしたい」

当たり前の話です。情熱があっても商売が下手では、本当の意味でカードゲームコンテンツのための店舗なんて作れるはずがありません。絶妙なバランスでの店舗経営が必要になるんです。
また1枚の紙に価値がつくこと、またその多くが子供の遊びであることによる負の部分というのも非常に多く持っているコンテンツでもあります。そういった負の部分を払拭する役割もメーカーだけではなく店舗が担っています。子供にとって遊び場として相応しくないお店というのも残念ながらあります。
だからこそ、今後ユーザーの皆様には選んで頂きたいと思います。
自分が思いっきりカードゲームを楽しめる環境のある場所、また健全である場所、そこをぜひ守っていってほしいと思います。

健全かつ優良なお店が、なくなったり悪質な店舗になってしまえば、そのエリアの風紀やサービスはどんどん低下していくことでしょう。
カードゲームの種類はものすごく増えました。そしてそのほとんどが1年で終わるような一過性なものではなくなってきました。カードゲームも増えた代償として「選ばれる」ことになりました。店舗も今後のカードゲーム市場に「健全な遊び場・サービスの場・供給の場」として、お客様に選ばれるようにならなければなりません。

カード・ブランチでも「I LOVE CARD BRUNCH!」と思って頂けるお客様がより一層増えることを目指し、今後も頑張っていきたいと思っています。皆様にとって必要である場所、選ばれる場所であることを目指します。もちろんお店だってお客様を選びます。カードゲームをやってほしい、もっと楽しんでほしいお客様がいる中で、カードゲームの今後のために来ないでほしいお客様も当然存在するわけです。店舗は店舗の中を良好な環境に保つべく当然お客様を選びます。(他のお客様にとって迷惑なお客様の寄り付かない店舗作りというのは可能です)

私がカード・ブランチを作って考えた専門店の姿とは、
「お客様からもらったエネルギーでお客様を引っ張る店」
ということです。専門店として常にお客様に対しイニシアチブを持っていなければならない、しかしその原動力は足を運んでくれるお客様の力。

「カードゲームショップ」というものの歴史はトレーディングカードゲームの歴史よりも当然短く、こうだという形が広く認識されていません。トレーディングカードゲームが普遍の趣味としてより一般に定着するには、カードショップもその存在をもっとアピールする必要があると思っています。私は、これが「専門店のクオリティのスタンダード」を目指しているわけです。私の描くショップには親子や女性含め様々なお客様が訪れ、また笑顔で過ごしています。そういう場所を実際のカード・ブランチに求めています。そのために頑張っています。皆さんの声もどんどん店舗のスタッフに届けて下さい。私たちはその意見の一つ一つを決して無駄にすることなく昇華していきますので今年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

そして今年も皆様の笑顔にたくさん出会えますように。
できれば給料も上がりますように。