投稿日:2009年11月15日

カテゴリ: ポケモンカード
担当:web店長

Re:ポケモンブランチ(秋)第2回「天海ダイビング」

第2回「天海ダイビング」

こんにちは!
カード・ブランチweb店、店長のルコです。
LEGENDが発売されて、新たに伝説ポケモンというカテゴリが登場、公式HPでもルギアLEGENDのデッキが紹介されていたり、やっぱり誰もがこのルギアLEGENDを1度は使ってみたいもの。ルギアといっしょに戦いたい!
そういうトレーナーのために、ルギアとダイビングしようぜ!ってデッキを紹介しよう。

ルギアLEGEND
ポケパワー「オーシャングロウ」
自分の番に、このカードを場に出したとき、1回使える。
自分の山札の上から5枚見て、その中のエネルギーをすべて、このポケモンにつける。
残りのカードはトラッシュ。


炎・水・雷 エレメンタルブラスト 200
このポケモンについている炎エネルギー、水エネルギー、雷エネルギーをそれぞれ1個ずつトラッシュ。

伝説ポケモンのルール
・2枚で1体のポケモン。
・最初にバトル場に出せない。
・たねポケモンではなく、伝説ポケモン。
※たねポケモンをサーチしてくるカードでは手札に加えることはできない。


「天海ダイビング」
構築条件:DP/DPt/LEGEND スタンダード(60枚戦)
強さ:★★★★ エンタメ性:★★★★ 事故率:30%

■ポケモンのカード/20枚
2:ルギアLEGEND(上)
2:ルギアLEGEND(下)
3:トゲピー
3:トゲキッス(てんのめぐみ)
2:ピッピ(月の石)
2:ピクシー(ようせいのきせき)
2:ヤジロン
2:ネンドール(コスモパワー)
1:アグノム(タイムウォーク)
1:アンノーンQ

■トレーナーのカード/19枚
3:ポケモンコレクター
4:ミズキの検索
4:ポケモン通信
1:ワープポイント
1:夜のメンテナンス
4:ふしぎなアメ
2:シロナの導き

■エネルギーカード/21枚
5:炎エネルギー
5:水エネルギー
5:雷エネルギー
4:レインボーエネルギー
2:ダブル無色エネルギー


「ルギアLEGEND」と「トゲキッス」を「ピクシー」の「ようせいのきせき」で回収し、何度も山札にダイビングしエネルギーをつけまくるという半ば強引なコンボを意図も簡単にやってしまうのがこのデッキの特徴。なんせポケモンだけとにかく集めれば、もうデッキは勝手に回転していくので、変な小細工一切不要。序盤からガンガンポケモンたちを集めて場を完成させよう。先頭に「ルギアLEGEND」がいる状態で、「トゲキッス」をベンチに作っていくだけで「エレメンタルブラスト」は打ち放題。「ルギアLEGEND」の特徴を最大限まで尖らせた構築となっている。もう山札にダイビングしているというよりは、ルギアとトゲキッスで山札を爆砕しているような気分になるデッキだ。
どうしてもルギア単独で戦いたい!というファン心を満たすにはもってこいの天海ダイビング。ぜひチャレンジしてみてほしい。

投稿日:2009年11月12日

カテゴリ: コラム
担当:web店長

これはただのゲームじゃない!

こんにちは!カード・ブランチweb店、店長のルコです。

インフルエンザは、人が集まってナンボのカードショップには、これでもかってくらいのメガトンパンチだけど私の住まうweb店には関係ないぜ!
・・・じゃなくて風邪・インフルエンザ予防は忘れずに。

先日、ブロッコリーさんのカードゲームイベントにお邪魔してきました。
やっぱりカードゲームのイベントはいいですね!皆さんすごく楽しそうです。

身も蓋もない話をしてしまえば、私は「カードゲーム」が好きではないんです。

「カードゲームという遊びで楽しむ人たちが好き」なんです。それは広義でも狭義でも「カードゲームというコンテンツそのものが好き」と結局1周してしまうんですけど。

どんなカードゲームにもハマらないからこそ私は永遠の初心者でいられるわけです。それこそ私は重要なことだと思っています。常に新しくカードゲームに触れる人たちと同じ視点を持ち続けることで、やり込むことによって見えなくなってしまうこと、を見失わないようにするんです。やり込むことによって見えること、はユーザーの皆さんが教えてくれます。
私は皆さんと協力し、この2つの視点を持って様々なメーカーに意見を上げてきました。カードゲームはメーカーが頑張るとユーザーは拡大しますが、大人しくなり、環境が不遇だとコアユーザーが立ち上がる、微妙なちぐはぐが生まれてしまったりします。
でも好きなカードゲームのために何かしたいというユーザーがいる、カードゲームコンテンツのために何かしたいという専門店がいる、そして頑張ってよりよいゲームを提供しようというメーカーがいる。
カードゲームという商品は、この3者が全て「提供する側」であり「享受する側」というコンシューマーゲームなどとは違った独特の性質を持ちます。メーカーが天狗になってもいけない、専門店が建設的でない文句ばかりを言ってもいけない、ユーザーは沈黙してはいけない、と私は思っています。どんな趣味よりも拡張性のある趣味なんです。
カードは増える、仲間は増える、コミュニケーションの輪は広がる、こんな拡張子が無数に存在する商品、それがトレーディングカードゲーム!

というわけで本日は私が求めるものを発信してみます。
【メーカー】
強力なイニシアチブを発揮し、顧客(ユーザー・店舗)をわくわくさせること。また顧客を不安にさせないよう定期的に情報発信をすること。沈黙は絶対にしてはいけない。末長く愛される商材を作るにはメーカー自身がユーザーに信頼されなければならない。そのためにはメーカーのイニシアチブを発現することが必要不可欠。

【専門店】
上辺だけで商材を判断するのは専門店のするべきことではない。専門店は「種を育てる」ことで顧客化を狙い営業を維持するべきである。専門店は商材を享受する側ではなく商材を提供する側であることを忘れてはいけいない。それが「カードゲームのインフラに協力する専門店」の姿である。ただシングルカードを売りたいだけなら「リサイクルショップ」と言える。

【ユーザー】
とことん楽しんでほしい。気に入ったならどんどんイベントを主催し、コミュニティの拡大を狙ってほしい。それが全ての原動力になる。それが表ユーザーである。身内で自宅でひっそりと楽しんでいる裏ユーザーは、自身の存在の貴重さに気づいて、たまにでいいので「見える場所」に顔を出してほしい。それこそ「たまに」でいいので。

投稿日:2009年11月4日

担当:web店長

Re:ポケモンブランチ(秋)【第1回/全3回】

第1回「ポケモンカードゲームのデッキを作ろう」

ポケモンカードゲームをはじめた皆様、
また既に楽しまれている皆様、こんにちは!カード・ブランチweb店、店長のルコです。

最近ちょっと気になっていることがあります。
ポケモンカードゲームが親子の「優越感」のツールにはなっていないでしょうか?子供は「強い=偉い」という構図を簡単に作り出してしまうほど感受性の強い性質を持っています。強いデッキを持っていれば自分は強いと勘違いし、他人と自分を比べ、横柄な態度を取ってしまうことがよくあります。これは大人の考えた「強いデッキ」を子供に勝たせることを目的に、ただ与えているだけだと顕著に起こる傾向にあります。ある一定の年齢に達したならば、アドバイスに徹し、大人の構築したデッキを渡すのではなく、自分で集め、自分で考え、自分で作る、という自然の中で学ぶステップが必要になるのではないでしょうか?それでもポケモンカードゲームは運によって理不尽に勝ったり負けたりするわけですから、そういった中で「勝ったときの振舞い方」「負けたときの受け止め方」を覚えていきます。勝っても奢らず、負けても落ち込みすぎない、ほどよいバランスの趣味としての立ち位置でもってポケモンカードゲームを楽しんでほしいと私は思っています。

さてそんな中、私は現在の最適な環境を「LEGEND限定構築」にあると考えています。
DPからの成熟したユーザーには新規のユーザーは混ざりづらい。ここからみんなが同じ1歩にてポケモンカードゲームを楽しみ、その楽しみを共有する仲間を増やすチャンス、それはLEGENDからの再スタートにあります。また、お子さんがデッキ作りにチャレンジするにもLEGENDのカードだけで作るというのは非常にわかりやすくオススメです。
LEGENDのカード群は、この中だけでバランス調整がされていて、複雑になったポケモンカードゲーム環境をリフレッシュしてくれる内容になっています。

前置きが長くなりましたが、第1回はLEGEND限定環境で楽しくデッキ作りを学ぼう、というわけです。

STEP1 まずは使いたいポケモンのチョイスから
「ピカチュウ」が使いたいと思ったなら、「ピカチュウ」を集めます。
(最初の動機は直感が一番です。カードに愛着を持てれば、自然とカードを大事にするようになりますし、まずは使いたいカードを使うのが一番なのです。)
「ピカチュウ」には進化前の「ピチュー」と進化後の「ライチュウ」もいるので、これらも使えます。「ライチュウ」はエネルギー2個で100ダメージのワザを持っているのでメインのポケモンとするには十分な強さです。(ワザの最大ダメージが60以上のワザを持っているポケモンをメインのポケモンにすることがオススメです)

ここでハーフデッキなら同じカードが2枚まで入れることができるので、


2:ピチュー追加
2:ピカチュウ追加
2:ライチュウ追加


の6枚が決定します。

さて、これでは少しポケモンが足りません。もう少しポケモンを増やしたいですね。
ハーフデッキではポケモンは10枚程度入れておきたいところです。ベンチにポケモンがいなくなったら負けてしなうわけですからポケモンはたくさん必要です。

STEP2 メインのポケモンと仲良しを探せ!
ポケモンが足りなければ、「ピカチュウ」の相棒を探さなければなりません。
「ピカチュウ」の相棒・・・?「ピカチュウ」に直接聞ければいいのですが、ここは想像力を働かせなければなりません。ここはゲーム的な思考も合わせて考えます。
【弱点克服のためのパートナー探し(防御的思考)】
「ピカチュウ」には苦手なポケモンがいます。それは弱点タイプの闘ポケモン。闘ポケモンからのダメージは、いわゆる効果はばつぐんの2倍ダメージ。これは痛い。
▼参考選択肢
・闘ポケモンに対する抵抗力を持った「ヨルノズク」を入れる。
・闘ポケモンの弱点をつける「水」「超」タイプから探す。


【長所を生かすためのパートナー探し(攻撃的思考)】
「ピカチュウ」の最大の強みは、「ライチュウ」に進化した後に使用できる2エネ100ダメージの「10まんボルト」。このワザをいかに早く使用できるか。また、いかに「10まんボルト」をたくさん使うか。また、「ピカチュウ」が雷タイプなので、同様に雷タイプのポケモンを選ぶことでデッキ内のエネルギーカードを1種類にしデッキを使いやすくする。(いろんな種類のエネルギーを使うデッキは使い方が難しくなります)
▼参考選択肢
・エネルギーサポートができ、同じ雷タイプの「デンリュウ」を入れる。

さて、ここまで考えた結果をデッキレシピに反映させてみます。
この時点でデッキの方向性が見えてくるので「デッキ名」を考えてみるのもいいかもしれません。
デッキに名前をつけることでデッキへの愛着もアップ!


バランス型ピカチュウ【防御的思考での構築】
デッキ名「雷夜RAI-Yo!」
2:ピチュー
2:ピカチュウ
2:ライチュウ
2:ホーホー追加
2:ヨルノズク追加


Advance苦手なタイプのポケモンの弱点が複数(水・超)あったので、周りに「ドンファン」が多ければ「水」を選ぶなど自分が一番嫌だなと思う闘タイプの対策をするのが一番です。まだ誰とも対戦していない状態ではうまく選ぶことができません。


攻撃型ピカチュウ【攻撃的思考での構築】
デッキ名「アクセル10万ボルト」
2:ピチュー
2:ピカチュー
2:ライチュー
2:メリープ追加
2:モココ追加
2:デンリュー追加



さてポケモンが決まればもうデッキはほとんどできたようなもの。一気に完成させます。

STEP3 エネルギーを充電!
エネルギーがないと戦えません。エネルギーを入れましょう。何枚?
わかりません。とりあえず10枚入れてみましょう。こういう時はとりあえず10枚を目安にいれるのが一番です。


バランス型ピカチュウ【防御的思考での構築】
デッキ名「雷夜RAI-Yo!」
2:ピチュー
2:ピカチュウ
2:ライチュウ
2:ホーホー
2:ヨルノズク
9:雷エネルギー追加
1:ダブル無色エネルギー追加


Advance「ヨルノズク」のことを考えて「ダブル無色エネルギー」を1枚だけ入れてみました。


攻撃型ピカチュウ【攻撃的思考での構築】
デッキ名「アクセル10万ボルト」
2:ピチュー
2:ピカチュー
2:ライチュー
2:メリープ
2:モココ
2:デンリュー
10:雷エネルギー追加



さあ最後はデッキの潤滑油トレーナーのカードです。

STEP4 最後はトレーナーで締める
トレーナーの性質は大きく分けて3つあります。
「たくさんカードを引くもの」「ポケモンを探すもの」「バトルをフォローするもの」
です。何を入れたらいいのか、は対戦を繰り返すうちに見えてくるのものですが、ここでは「たくさんカードを引くもの」「ポケモンを探すもの」を優先的に選択します。
なぜなら早くポケモンを進化させ、早くエネルギーをつけるには、カードがたくさんあることが必要だからです。
ピカチュウデッキの流れは、「ライチュウ」の10まんボルトを必殺技に戦うのですから、そこに早くたどり着くためのサポートが必要です。
そしてポケモンカードゲームは、どんなポケモンを選んでも、デッキに入れるトレーナーのカードはほとんど同じでOKなので自分で最適なトレーナーのカードを見つければ、ほかのデッキを作るときもぐっと楽になります。

完成!


バランス型ピカチュウ【防御的思考での構築】
デッキ名「雷夜RAI-Yo!」
2:ピチュー
2:ピカチュウ
2:ライチュウ
2:ホーホー
2:ヨルノズク
2:モノマネむすめ追加
2:マサキ追加
2:ポケギア3.0追加
2:ポケモン通信追加
2:エネルギーつけかえ追加
9:雷エネルギー
1:ダブル無色エネルギー


Advance「ヨルノズク」のことを考えて「モノマネむすめ」を選択。また「ホーホー」でゲームスタートを考えて、最終的に「ライチュウ」にエネルギーをパスできるよう「エネルギーつけかえ」を選択。


攻撃型ピカチュウ【攻撃的思考での構築】
デッキ名「アクセル10万ボルト」
2:ピチュー
2:ピカチュー
2:ライチュー
2:メリープ
2:モココ
2:デンリュー
2:オーキドはかせの新理論追加
2:マサキ追加
2:ポケギア3.0追加
2:ポケモン通信追加
10:雷エネルギー


Advanceこれでデッキが完成しましたが、このデッキに「ピチュー」は必要だったでしょうか?試しに「オドシシ」「キリンリキ」と入れ替えてみると、あれ?バトルの展開が随分かわったぞ!?
Advanceなかなか進化が思うようにできない?だったら「オーキドはかせの新理論」を「ウツギはかせの育て方」に変えてみよう。お、今度は簡単に「デンリュウ」が完成したぞ!?

STEP5 さあ遊ぼう!!
デッキができたら後はたくさん遊ぶだけ!遊べば遊ぶほど、自分のデッキの出来が確認できます。エネルギーが足りないなら増やしてみましょう。ポケモンの組み合わせはどうでしたか?トレーナーは上手にデッキを動かすお手伝いをしてくれていますか?ここからはデッキ改造です。みんなで対戦してお互いのデッキについて話し合ってみるのも面白いかもしれません。カードゲームはコミュニケーション。そして自分で作ったデッキは自分だけの宝物。最強のデッキは自分で組み上げてこそ。そのために強い人のデッキを研究することも非常に大事です。「自分のスタイルを貫き通すこと(意思の強さ)」と「他人の良いところを吸収すること(柔軟さ)」と「カードも友達も大事にすること(優しさ)」をポケモンカードゲームを通して身につけてほしいと私は思っています。

さあ作るぞ!LEGEN限定構築デッキ!
カード・ブランチでも「サタデーナイトLEGEND」がスタートします!
いっぱいデッキを作っていっぱいポケモンカードを楽しもう!!